ニッポン見聞録

日本の都道府県の特徴や魅力を語ります。

多くの特産品と観光地がある佐賀県

佐賀県は、九州北部に位置します。主に農業が盛んで、イチゴやみかんなどの果物の特産品が有名です。さらに北は玄界灘、南は有明海に挟まれていることから、水産業も盛んに行われています。有明海では海苔の養殖も行われおり、柔らかくて美味しいと全国的にも評判です。

また、佐賀県は温泉地としても知られています。嬉野温泉や古湯温泉など人気の温泉地も多く、毎年たくさんの旅行客が訪れる観光地です。有田焼や伊万里焼などの陶器でも知られており、多くの窯元が点在しています。

恵まれた気候が魅力の宮崎県

日本の南国といえば沖縄や小笠原をイメージする人も多いでしょう。でも忘れてはいけない南国がもう一つあります。平均気温と日照時間と快晴日数を合わせた、ひなた指数で堂々日本一になるという宮崎県です。

全国的にはあまり使われていない指数ですが、それにしてもこの地に降り注ぐ太陽の恵みは、旧国名の日向をひなたと読みたくなる程だといわれています。そんな明るい日差しが抜群の宮崎県ですが雨もしっかり降り、全国二位の降水量です。

こうしたメリハリの利いた気候は、植物をぐんぐん成長させ、山地にはユネスコにも登録された日本最大級の天然照葉樹林を茂らせる程です。林業も盛んで杉丸太の生産量は全国一。

一方、平地に目を向ければなんといっても農業です。光と水の恩恵を生かして野菜ではキュウリ、サトイモ、ピーマンなど、果物ではマンゴーやきんかんの生産量が全国トップクラスにランクインします。畜産分野も全国有数で、温暖な気候の中で育てられる宮崎牛の肉質は日本一の評価を受けています。

また、住宅地でも太陽の恵みをしっかりキャッチしています。太陽光発電太陽熱温水器も全国で最も普及しているのが宮崎県です。

そしてもう一つ見逃せないものにスポーツがあります。毎年冬から春にかけて野球やサッカーなどのスポーツチームが、キャンプトレーニングの場として温暖な気候の宮崎を選んでいます。

宮崎県は東京や大阪などの大消費地から遠く離れ、土壌も火山性で本来生産性は高くありません。抱えているハンディも少なくないのですが、恵まれた気候をしっかり生かして多くの分野で全国にその名を誇っています。そんな宮崎県についてもっと知りたい方は、以下のサイト【日本のひなた、宮崎で暮らそう】も併せて一読されることをオススメします。